デザイナーを目指すには。未経験からプロへと駆け上がれた理由【エイプリルナイツ社員対談 】

こんにちは!人事広報部 採用チームの小笠原です。

今回の記事は対談記事シリーズ第五弾として、デザイン未経験の私からデザイナーの荒井さんと藤野さんのお二人にデザイナーのお仕事について質問をしていこうと思います!
ぜひお楽しみください!

対談するふたり

Webデザイナー・フロントエンドエンジニア:荒井さん

荒井

好きなゲーム

  • RPG
  • SRPG

SESでの稼働歴

  • 販売(旧ECTS事業部)→ 2019年1月
  • 現場(SES) 2019年1月 → 2019年12月 約1年
  • 内勤 2019年12月 → 現在 約5年

業務内容

  • Webデザイナー
  • フロントエンドエンジニア

過去現場の思い出

ロースキルで参画した案件だったので、基礎をしっかり身につけさせてもらいました。
現場の皆さんには温かく迎えていただいて、働いていた期間は1年未満でしたが、数年たった今でもプライベートで関係が続いています。

【社員インタビュー】ゲーミングカルチャーデザイン事業部:荒井さん
【社員インタビュー】ゲーミングカルチャーデザイン事業部:荒井さん
こんにちは!すーちゃんです!! この記事はふとした瞬間に社員を捕まえてインタビューをするという企画でスタートし…

デザイナー:藤野さん

藤野

好きなゲーム

  • ApexLegends
  • MO/MMO
  • パーティー系ゲーム

◼︎SESでの稼働歴

5年

◼︎業務内容

広告代理店デザイナー

◼︎過去現場の思い出

各現場で上長の考え方が違うので良い面・悪い面で様々な考え方を学ぶことができたのが良かったです!

【社員インタビュー】クリエイター志望:藤野さん
【社員インタビュー】クリエイター志望:藤野さん
こんにちは!人事の三原です! この記事では、対象社員に仕事に関する内容(経歴、現在の業務内容)、趣味などのプラ…

弊社に興味がある方はぜひご覧ください!それでは始めましょう。

小笠原
お忙しいところありがとうございます!よろしくお願いします。
荒井
よろしくお願いします!
藤野
よろしくお願いします!

対談スタート

ー 簡単な自己紹介

小笠原
今日はデザイナーとして活躍されているお二人に、お仕事の内容やこれまでの経験についてお聞きしていきたいと思います。まずは簡単な自己紹介からお願いします!
荒井
荒井です。今はフロントエンドエンジニア兼デザイナーとして、WebサイトのページデザインやアプリのUIデザインを中心に業務をしています。
小笠原
デザイナー歴はどれくらいですか?
荒井
デザイナーとしてはもう5年ほどになりますね。もともとはマークアップエンジニアとして現場で稼働していて、2019年末から自社開発のプロジェクトのデザイン領域にも関わることになり、現在はフロントエンドとデザイン両方を担当しています。
小笠原
ありがとうございます!では、藤野さんもお願いします。
藤野
藤野です。デザイナー歴は4年ぐらいですね。今の現場ではYouTubeとかTikTokなどで配信されている動画広告や静止画を制作する業務をしています。
荒井
藤野さんのやってる静止画や動画で完結するものって、Webやアプリケーションとはまた全然違う分野のデザインなんだろうなと思って。考え方が違いそうですよね!
藤野
そうですね。確かに静止画だと1枚だけで見せたい部分や伝えたい部分を相手に伝わりやすいように意識してます。依頼者とやり取りして、一回作ってみて、「この文字もうちょっと大きくして」「やっぱり画像大きくして」みたいなやり取りをして完成まで持っていく感じですね。

ー デザイナーへの道のり

小笠原
お二人がデザイナーを目指したきっかけは何ですか?
荒井
私はもともとかっこいいサイトとか素敵なサイトを見るのが好きで興味があったんですけど、当時は「Webデザインって素人にはハードルが高そうだな」と思い、フロントエンドの道に進みました。
ただ、社内でコーポレートサイトを新しく作る話が出たときに、思い切ってチャレンジしてみようって参加したのが始まりでした。
藤野
僕はエイプリルナイツのイベント企画をするコミュニティに所属していて、そこで告知画像を作る必要があったんです。それで、普段プレイしてるゲームでイベントを企画することになったときに「やってみたい」と手を挙げたのが最初です。
始めは無料の画像編集ツールを使ってたんですが、社内で編集ソフトを貸し出してくれると聞いて、そこから一気に環境が整って、どんどん面白くなっていきました。だから、興味のあるものを一番最初に作ったって感じです!
藤野
結果、自分の中では結構いい感じに出来たと思ったんですけど、後から見るといろんな調整が必要だな〜とか、ここおかしいな〜って思いますね(笑)
荒井
分かります(笑)私も初めて作ったコーポレートサイトはその時は頑張って作ってたんですけど…今見るとちょっとひどいなって思います(笑)
小笠原
その後は、どうやってスキルを伸ばしていったんですか?
荒井
元々マークアップの現場にいて、Webサイトのレイアウトの考え方を学びました。デザイナーさんが作ったデザインをピクセル単位で再現する作業をしていたので、プロのデザイナーの仕事を間近で見ることができ、とても勉強になりました。それ以来、Webデザインに関われる機会があれば、積極的に参加するようにしていました。
藤野
最初は、社内クリエイターの石井さんに編集ソフトの使い方を一から教えてもらいながら、課題として出された画像を作成していました。同時に、自分でもYouTubeなどを活用して、ソフトの使い方や技術を独学で学んでいきました。また、eスポーツ大会で使われている画像や映像を見て、「自分もこういうものを作ってみたい」と思ったことも、大きなモチベーションになっていました。
小笠原
荒井さんも藤野さんも、「やってみたい!」っていう気持ちをきっかけにして、どんどんチャレンジしていったんですね。その行動力がすごいと思います!

ー 仕事内容と求められるスキル

小笠原
最近では、YouTubeやSNS、オンラインの学習サービスなど、ネット上にたくさんの情報があるので、誰でも気軽にデザインを学べる環境が整っていますよね。
でも、趣味として楽しむのと、実際に仕事としてデザインをするのとでは、求められるレベルも違ってくるのかなと思っていて…。実際の現場では、どれくらいの技術が必要なんでしょうか?
藤野
現場ごとに基準が違うと思いますが、僕の経験では評価ポイントは割とシンプルでした。まず「これ、作れますか?」と問われたときに迷わず「はい」と答えられるか。次に「どれくらいでできますか?」と聞かれた際に、現実的なスケジュールを即座に提示できるかどうか。さらに、その納期をきちんと守って仕上げられるか。結局のところ、約束したクオリティとスケジュールを確実に守れるスキルさえあれば、現場では十分に評価されるんじゃないかなと思います。
荒井
Webだとどうなんだろう…。ツールが使えることはもちろんなんですけど、Web系のデザインだと、実際にそれがちゃんとWeb上で実装できるかどうかも大事なんですよね。デザインと実装が分かれてる現場でも、「自分のデザインがどうやって実装されるのか」って、少しでも分かっておいたほうがいいなと思ってて。じゃないと、「これ実装できません」って言われちゃうこともあるので…!
小笠原
なるほど〜、納期にちゃんと間に合わせられること、実装まで考えてデザインできること…大事ですね!
小笠原
実際に、これまでの現場でどんなスキルが求められたかや、印象に残っている成功体験や苦労したエピソードがあれば、ぜひ教えてください!
藤野
僕の現場は、基本的に短納期なんですよね。
静止画案件ならその日のうちに、動画案件でも翌日の午前中までには納品しなければなりません。なので、スピード感はかなり求められています。
もちろん、「どう作るか」という技術的な知識は必須ですがそれだけでは足りません。依頼内容を瞬時に咀嚼し、レイアウトやデザインを組み立て、アウトプットまで一気に持っていく“実装力”が求められます。
コミュニケーションは基本的にチャットツールでやり取りしていているので、分からないことがあればその場ですぐ確認するようにしてます!
荒井
例えばなんですけど、依頼がちょっと曖昧だったり、「これって結局どうしたいんだろう?」ってなることもあったりしませんか?
藤野
ありますね。ただ、依頼者側にもテンプレートがあって、会社として依頼の形式がある程度決まってるので、全体の構成は把握しやすいです。その後の細かい調整に関しては、実際に素材を当てはめてみて、そこで確認・修正していくっていう流れになります。
成功例で印象に残ってるのは、人物の1ヶ月目から6ヶ月目までの変化を、動画で表現するという依頼ですね。技術的にも結構難易度が高かったんですけど、最初にちょっと時間がかかるかもしれないと相談しておいたので、相手も余裕を持ってスケジュールを組んでくれて。そのおかげで集中して作業ができて、結果的には納期通りに納品することができました。
荒井
やっぱり、「どれくらい時間がかかりそうか」とか、「これはちょっと難しいので、少し時間をください」みたいに、しっかり相談・連携することって大事ですよね。相手はどうしても制作側の事情までは分からないことが多いので、必要な情報はちゃんとこちらから伝える意識が大切だなって、私も思います。
荒井
あと、技術的にどうしても実現できない場合は、ただ「無理です」って言うんじゃなくて、「代わりにこういう方法ならできますよ」って代替案を出すようにしています。それがあると、相手の信頼も得られるし、「じゃあそれで行きましょう!」って前向きな流れになることが多いです。
藤野
僕も納期が厳しいときは、「少し時間をいただければ高品質に仕上げられます」「今日中なら最低限のクオリティで対応可能です」という感じに複数のパターンを提示するようにしてます。そのほうがクライアントにも選択肢があって、納得してもらいやすいんですよね。

ー デザイナーが活躍する会社の特徴

藤野
今の現場は、役割分担がはっきりしていて、デザイナー・マーケター・コーダーなど、それぞれの担当領域に専念できる体制が整っています。そのうえで、「困っている人がいたら自然に声をかける」という文化が根付いていて、チーム全体としてすごく働きやすい雰囲気です。

荒井
それいいですね。役割がクリアだと、無理なお願いも減りますし、自分のやるべきことに集中できますもんね。
藤野
それから、社内文化も面白くて、みんなでサウナに行ったり、ボルダリングで体を動かしたり、部署関係なく飲みに行ったりと、かなり活発に交流しています。趣味の話がきっかけでつながることも多くて、仕事以外の場でも自然とコミュニケーションがとれる環境があるのがいいですね。
荒井
すごいですね!業務委託のメンバーも含めてそういう雰囲気があるんですか?
藤野
はい、業務委託も含めて自然にそういう雰囲気ができていて。この間も運動会があって、参加できる人はみんなで楽しんでましたよ!

ー エイプリルナイツでも取り入れられそうなこと

小笠原
「エイプリルナイツでも取り入れたらいいんじゃない?」って思うようなものはありますか?
藤野
そうですね、まず社内交流の仕組みとして、部活動的な集まりがあるとすごく良いなと思います。正直自社の社風はかなり強みだとは思いますが、よりみんなで共通の趣味を通じて関われる場があると普段あまり関わらない部署の人とも自然と仲良くなれると思うんです。
荒井
うんうん。共通の話題があるだけで、ぐっと距離縮まりますよね。「この人、ゲーム好きなんだ」「映画好きなんだ」って分かると、話しかけるきっかけになる。
藤野
あとは、部活の活動内容を社内報に載せる仕組みもあって、それを見て「こんな活動あるんだ、入ってみようかな」ってなることもあります。会社として制度にすることで、仕事上でも動きやすくなる人も多いんじゃないかなと感じました。
荒井
わかります。それで、「あのとき一緒に行ったね」って記憶が残っていると、そのあとプライベートでも自然に「また行こうか」ってなるし、仕事中もちょっとした雑談がしやすくなったりする。そういう何気ないきっかけって、意外と仕事にもいい影響を与えてくれるんですよね。
小笠原
藤野さんが仰るように社内交流等々はとても活発ですし強みだと思いますが、より皆さんが仕事もプライベートも楽しく過ごせるような制度はどんどん検討していきます!

ー AIとデザインの未来についてはどう考えるか

小笠原
最近はAIの進化もすごくて、デザインの分野にもどんどん活用が広がってきている印象があります。お二人は、AIとデザインの関係についてどう思いますか?

荒井
最近はロゴデザインのアイデア出しでAIを活用している例も見かけます。人間では出せないくらいの数の案が一気に出てくるので、そこから「どの方向性がいいか」を絞り込む作業に使うにはすごく便利だと思います。
ただ、やっぱり「人のこだわり」が求められるような領域では、まだAIだけに任せるのは難しい部分もあると思っていて。だからこそ、何を目的としてデザインを使うのか、どう見せたいのかを判断するのは人の役割として残っていくんじゃないかなと。
藤野
僕もそう思います。AIって、素材やアイデアを出す部分ではすごく頼りになりますけど、最終的に「こう見せたい」「こう伝えたい」っていう細かいニュアンスとか感情的な部分は、まだ人じゃないと難しいんじゃないかなと。そこはデザイナーの経験とか感性が活きるところですよね。
荒井
最近はノーコードツールや自動生成ツールも出てきてますけど、「これで誰でもデザイナーになれるか?」って言うと、それもちょっと違うなと思いますね。ツールを使いこなすだけじゃなくて、目的や背景を読み取ってデザインに落とし込む力が、やっぱり大事だと思います。

ー 最後に、デザイナーになりたい人へのメッセージ

小笠原
では最後に、これからデザイナーを目指している方や、少しでも興味があるという方に向けて、お二人からメッセージをお願いします!

荒井
デザインって、最初の一歩は意外と身近なところにあると思います。テンプレートをいじってみるとか、無料ツールを触ってみるとか、そういう小さなことでも全然OKなんです。そこから「こうしたい」「もっと良くしたい」っていう気持ちが出てきたら、それがもう立派な第一歩。あとはそれを積み重ねていくだけだと思いますので、まずはなにか1つ作る事から始めてみてください!
藤野
僕も本当にその通りだと思っていて。最初は「ちょっとやってみたい」くらいの気持ちでも全然いいんです。自分が好きなテーマやジャンルで何か作ってみると、「もっとこうできないかな?」って自然に工夫したくなるんですよね。それがすごく楽しくて、学びにもつながっていく。だからこそ、「最初から上手くやらなきゃ」とか思わずに、まずは楽しんでみてほしいです。
荒井
「誰かと一緒に何かを作りたい」とか、「伝えたいことがある」っていう気持ちも、デザインの出発点になると思います。そういう思いがあれば、きっといろんなことにチャレンジできるし、成長もしていけると思います。
小笠原
ありがとうございます!今日はお二人のリアルな体験や、デザイナーとして働く上での考え方、そして何より「やってみたい」という気持ちの大切さがすごく伝わってきました。これからデザインの世界に興味を持つ方たちの背中を、きっと押してくれる内容になったと思います!

株式会社エイプリルナイツは、ゲームが好きという共通の価値観をベースに、楽しく働きやすい企業を作っていこうとしています。
ゲームが好きなエンジニアはぜひ弊社にご注目ください!